3月19日[土]
03:04 死因、9割が溺死(陸前高田の死者126人を調査)…地震より津波の被害鮮明に
屋外で見つかった約90人のうち、4割程度が肋骨や首、手足を骨折していた。時速30~40キロ以上の車にはねられたような強い衝撃を受けており、激しい津波で流された木材や家屋、車などにぶつかったとみられるという。
また、高齢者を中心に約50人がシャツや上着、ジャンパーなど7~8枚を重ね着。印鑑や保険証、写真アルバムを入れたリュック、非常食のチョコレートを持った人もいた。岩瀬教授は「逃げ遅れたのではなく、避難準備をしていたにもかかわらず、想定を超える津波に巻き込まれたのではないか」とみる。
03:05 【読売】阪神と違う…神戸救助隊、救出も遺体発見もゼロ
08:33 岩手県沖 深さ20km M5.6 岩手県内陸南部(遠野市松崎町)にて震度4
08:49 茨城県北部 深さ10km M5.3 茨城県北部(常陸太田市大中町)にて震度4
09:21 iPad2生産ピンチ、日本製部品の供給懸念 「日本以外の調達先を確保するのは難しい」
11:06 8日ぶりに20代の男性救助 宮城・気仙沼市 毛布にくるまり186時間
(このニュースは後に、男性は一度避難所へ行き、自宅に戻って寝ていたときに発見されたということが判明した。)
11:12 警察庁「死者・行方不明者1万8102人 19日午前9時現在」
建物の被害は、全壊が9県で1万4382戸に上っている。ただ、沿岸部を中心に壊滅的な状況に陥っている宮城での集計が不可能に近く、報告がほとんど上がっていない。
また、警察が把握している避難状況は、8県で計38万7852人
12:13 1,2号機へ送電復旧、19日にも 3~6号機でも20日までに 福島第一原発
東電によると、17日に始まった電源復旧作業は夜通し続けられた。40年前の原発建設時に使った東北電力の送電線から1,2号機まで仮設ケーブルを引き込んだ。作業員の被曝(ひばく)を避けようと、巨大な糸巻きのような500mのケーブル三つ、計1.5キロ分を、山側を大きく迂回(うかい)して構内の道路沿いに引いた。
3~6号機はこれとは別に、東京電力の自前の送電線から仮設ケーブルを引き込む。3~6号機も20日に作業が終了する見通しという。
14:32 【時事】風評被害で機能まひ=進まぬ復旧「安全と伝えて」―屋内退避圏、いわき市長が訴え
市長「大地震に大津波、原発事故に風評被害。こんな場所は世界中でいわきだけだ」
18:29 1,2号機に送電線接続完了…20日から通電作業
20日朝から2号機内部の機器を点検し、その後、緊急炉心冷却装置(ECCS)などの系統につながる大容量のポンプを動かし、原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールなどを効果的に冷やす冷却システムが稼働するかを確認する。
同原発では、地震によって停電したほか、ECCSなどを作動させる非常用ディーゼル発電機も津波の影響などで破損した。
18:56 茨城県北部 深さ20km M6.1 茨城県北部(日立市立助川小学校、日立市十王町友部)にて震度5強
20:52 3万人が県外避難 東北3県から続々と
19日は、東京電力福島第1原発がある福島県双葉町の人口約6800人の約5分の1の住民約1200人が「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市中央区)に避難し、町役場の機能も移転した。
最も多くの避難者を受け入れたのは新潟県で1万1694人。被災者たちは、体育館など74施設や民間宿泊施設に身を寄せている。
受け入れ準備については、秋田県は2万4000人、山形県は2万9000人、神奈川県は最終的に6万5000人を受け入れるなど、全都道府県が取り組む姿勢を見せた。
ただし、原発事故沈静化の見通しが立たず、被災地復興にも時間がかかることから避難先での被災者のケアや住宅探しなどが今後の課題になりそうだ。
19日は福島県南相馬市と飯舘村の住民計約1070人も新潟、栃木の両県の避難所に入った。原発から30km圏で屋内退避指示が出ている地域の住民を対象に、国と県が希望者を対象に実施している県外退避支援計画に基づく最初の例となった。